2024年11月25日月曜日

#22 「ちょっとしたことを積み重ね」 りっくる <まつやまRe・再来館(りさいくるかん)>

「コスモ アースコンシャスアクト 未来へのトビラ」

 地元愛媛で豊かな自然環境を守ろうと環境保全活動に取り組んでいらっしゃる方々に、その活動や想いを伺っていきます。

先週に続いて、松山市役所 環境部 環境モデル都市推進課 りっくる<まつやまRe・再来館(りさいくるかん)> 主査 中村 優理子さんにお話を伺います。


中村さんの活動

私は、大学生の頃から環境について関心がありました。『りっくる』は、平成14年にオープンしてからずっと見ている建物です。今年から松山市直営になって、今まで以上にもっと盛り上げていきたいと思っています。私がやっていることは、りっくるの講座の企画運営や、環境学習講師『エコリーダー』の派遣や職員自身も学校などに出張講座など、いろいろな活動をやっています。


環境問題についてどんなことを感じていること

地球温暖化や生物多様性の損失などを考えると、このままだったら地球はどうなってしまうのだろうと不安になります。私たちにできることって本当にあるのかなと感じることもあるかもしれないですが、一人一人みんながちょっとずつできることをやって、みんなの力を合わせれば、どうにかなるということを伝えていきたいと思っています。1人の力なんて大したことないから、私がやらなくてもと思うか、逆に1人1人の力は小さいけれど、でもみんなができることをすればと思うかということです。私も1人の『エコリーダー』として講座をさせてもらう時に、子どもたちや参加者の方が「私も頑張る」と言ってくださると、私も一緒に頑張ろうという気持ちになります。


生活の中で、心がけていること

私は、小さいことをちょこちょこやっています。本当に小さいことですけど、買い物にはエコバッグを持って行きます。エコバッグを忘れると、子どもたちが「ママはいつも環境の話をしているのに忘れている」といいます。(笑)エコバッグは、必ず3つ持って行っていますが、ナイロン袋を購入することが悪いわけではないので、足りない時には、もちろん買う時もあります。コンビニのコーヒーを飲むとき時は、ふたとストローは取らないようにしています。ストローは、今意識が高まっていますが、ふたも状況によりますが、いらないと思う時はふたも取らないようにしています。あとは地元のものを買うとか、本当にちょっとしたことを積み重ねている感じです。



伝えたいこと

小さなことをみんなでコツコツやっていただきたいなと思います。例えば森を守るために、エコラベルがついたものを買うとか、いろんな方法があります。できることを私と一緒にやってほしいなと思います。ぜひ、りっくる<まつやまRe・再来館(りさいくるかん)> へ、一度でも二度でも、100回でも来てください。季節ごとに楽しい講座を毎月考えて準備していますので、ぜひお申し込みください。

詳しくは、りっくるのホームページ、インスタ、公式LINEもありますので、登録と閲覧をお願いします。


まつやまRe・再来館(りさいくるかん、愛称:りっくる)
https://www.rikkuru.jp/


2024年11月18日月曜日

#21 「環境問題について楽しく学ぶ施設」 りっくる <まつやまRe・再来館(りさいくるかん)>

「コスモ アースコンシャスアクト 未来へのトビラ」

 地元愛媛で豊かな自然環境を守ろうと環境保全活動に取り組んでいらっしゃる方々に、その活動や想いを伺っていきます。

今回お話を伺ったのは、松山市役所 環境部 環境モデル都市推進課 りっくる<まつやまRe・再来館(りさいくるかん)> 主査 中村 優理子さんです。


りっくる<まつやまRe・再来館(りさいくるかん)

『まつやまリサイクル館』は「Re・再び来る館」と書いて、Re・再来館です。たくさんの方に何度も来ていただきたいという思いを込めて名付けられたと聞いています。環境について、3Rや地球温暖化、自然など、様々な環境問題について楽しく学ぶ施設となっています。建物自体も環境に優しく、太陽光発電で生成した電力をためる蓄電池、そして、トイレなどには雨水を利用しています。

そのほかにも、『フリーマーケット』などの楽しいイベントや割れたお皿をお直しして大事に使う『金継ぎ講座』もあります。あとは粗大ごみの中からまだ使えるものをお直しして販売するリユース家具販売もあります。そして、『リックル』の入口には、いろいろな回収ボックスを置いており、例えば牛乳パックや蓄電池、インクカートリッジなどの回収をしています。その他に、古着や着物の帯、小型家電、絵本、包装紙、木のおもちゃなども回収しています。リサイクルするために集めているものや、館内で使わせてもらうものもありますので、ぜひ持ってきていただければと思います。

 


未来の海、魚釣りゲーム

今、海のプラスチック問題が世界的な課題となっています。このままだと2050年には海の魚の量よりもプラスチックごみの方が多くなると言われています。それを私たちが手作りで再現した釣りゲームを用意しています。この釣りゲームは、プラスチックだらけの海の中に魚がいます。魚を釣るためにはプラスチックごみを避ける必要があります。
釣り方は様々で、プラスチックゴミも一緒に釣り上げる子もいますが、ビーチクリーンをしてから釣りをする子どもさんもいます。このように、実際に楽しむ体験型の環境学習施設というのをコンセプトにして、いろいろと楽しんでいただいています。


 

まつやまRe・再来館 北棟探検!

渡り廊下を渡ると『北棟』があります。ちょっと奥になっているので、なかなか気づきにくいのですが、『北棟』も様々なことをしています。例えば、りっくるで集めた牛乳パックを加工して、紙製品の便箋やはがき、かわいい紙の小物に作り替えて販売している『紙漉き工房』さんや、入口で集めた着物や帯をリメイクしてかわいい小物やバッグやお洋服にして販売している『リメイク工房』さんがあります。そして、研修室は、ほぼ毎日3時半から5時50分まで、この時間は自習室として開放しています。

火曜日は休館日で閉まっていますが、その日以外はほぼ空いていますので、ぜひお気軽にお越しください。


まつやまRe・再来館(りさいくるかん、愛称:りっくる)
https://www.rikkuru.jp/


2024年11月11日月曜日

#20 「もったいない食料をおもいやり食料へ」eワーク愛媛“えひめフードバンク愛顔”

 「コスモ アースコンシャスアクト 未来へのトビラ」

 地元愛媛で豊かな自然環境を守ろうと環境保全活動に取り組んでいらっしゃる方々に、その活動や想いを伺っていきます。

先週に続いて、特定非営利活動法人eワーク愛媛の難波江 任さんにお話を伺います。


事業系の食品ロスと家庭からの食品ロス

日本国内で発生している食品ロスは、事業系の食品ロスと、もう1つは家庭から出る食品ロスです。事業系の食品ロスの方が多いと思われる方が多いのですが、両方とも大体同じくらいの量で、家庭から出る食品ロスは、思っているよりとても多いです。家庭からの食品ロスを削減するためには、私たち消費者1人1人の心がけがとても大切です。事業系の食品ロスは、構造的になくすことができますが、家庭の食品ロス問題は、もっともっと難しい問題があるかもしれません。



食品ロスを出さないために心がけること

買ったものは、全部食べるというシンプルなことが大切だと思います。いろいろな原因があると思いますが、買いすぎや作りすぎから食べ残しが出てしまうこともあります。だから、必要な分だけ買って、食べる分だけ作ることが大切です。そして、作り置きをするのであれば、冷凍しておくことも有効です。あと、冷蔵庫の中を週に1回は整理して、古いものから食べていこうという心がけなど、もったいないことをしないような心がけができればいいと思います。とはいえ、どうしても食材が余ってしまうこともあります。安売りで買いすぎたものや、お中元などでたくさんもらって食べきれないというものもあると思います。そういう場合には、今の愛媛県内には105カ所のスーパーなどに常設型のフードドライブのボックスがあります。そのボックスに食べきれない食品を入れていただくと、私たちがそれを回収して、福祉施設やこども食堂で使ったり、シングルマザーの生活の糧になったりします。





フードドライブのボックスに入れられるもの

お米は大丈夫ですが、生の魚や生のお肉など生ものはダメです。焼いて食べきれないお肉や八宝菜を作りすぎたとか、調理済みのものもダメです。月に2回ぐらいのペースで回収に行くので、生ものなどは、その間に腐ってしまいます。未開封で賞味期限表示があり、賞味期限が最低1カ月程度あるもの、普通に流通しているものであれば問題ないです。

わからないことがあれば「えひめフードバンク愛顔」まで連絡ください。

https://ehime-foodbank.com/




これから伝えていきたいこと

食べることに困難を抱えている人たち、食べるのが苦しい人たちはたくさんいらっしゃいます。一方で食べ物が余っているという現状もずっと続いています。そのギャップを埋めていくために大切なのは、思いやりだと思っています。「もったいない気持ち」を、「おもいやりの気持ち」に変えましょうと伝えています。
「3R(スリーアール)」リユース、リデュース、リサイクルといいますが、もったいないを伝えるときには、「4R(フォーアール)」を「よんアール」と、お伝えしています。もう1つのRは何かというと、リスペクトのRです。「世の中の物には無駄はなにもないんですよ。」「人の役に立つためにいろんなものがありますよ。」ということです。

ワンガリ・マータイさんというノーベル平和賞を受賞された方で、生前、日本に来た時に「もったいない」という言葉を聞いて、これは世界中で、使わなきゃいけないということで、広めてくれました。それが、4Rに通ずることだと思います。





特定非営利活動法人eワーク愛媛ホームページ

https://eworkehime.kojyuro.com/foodbank.html


2024年11月4日月曜日

#19 「フードバンク活動」eワーク愛媛“えひめフードバンク愛顔”

 「コスモ アースコンシャスアクト 未来へのトビラ」

 地元愛媛で豊かな自然環境を守ろうと環境保全活動に取り組んでいらっしゃる方々に、その活動や想いを伺っていきます。

今回お話を伺ったのは、特定非営利活動法人eワーク愛媛の難波江 任さんです。


特定非営利活動法人eワーク愛媛

私たちは、フードバンク活動と若者の自立支援活動をメインにやっています。もともと引きこもりの方やニートの方の自立支援をやっていましたが、今では、フードバンク活動がもう1つの柱になってきています。
その活動と並行して『アフターケア』という、社会的養護の自立援助ホームや児童養護施設から自立しようとする人たちを支援する活動も始まっています。


食品ロス ~ 食べることができるけれども、捨てられているもの~

先日、『農水省』が発表していた数字で、2030年までにSDGsで、世界の食品ロスを半減しましょうという目標があります。その中で、日本は980万トンを半減して490万トンにしましょうという目標を立てていました。その結果は、472万トンで達成されていますが、472万トンもの食品ロスが国内で出ているということです。食べることができるけれども、捨てられているものです。

令和2年に愛媛県が推計しているのが5.1万トンの食品ロスが出ています。それを減らしていきましょうという「愛媛県食品ロス推進計画」を立てて取り組んでいます。私たちのフードバンクの活動もその一条になると思います。


主なフードバンクの活動

フードバンクは、食品流通の中で流通できなくなった食料を食品関連の事業者さんからいただいて、それを社会的な事業で活用するという事業です。生産者さんも含まれる食品流通で、農家さんだと野菜などもそうです。選果場などで出るもの、お菓子やレトルト食品を作っている工場、それを売る小売店など、いろいろなところで食品ロスは出ています。

そういうところから、未利用食料をいただいてきて社会的事業として、こども食堂や社会的養護事業者、自立援助ホームや児童養護施設などに使われています。

あと、留学生やシングルマザーの方で、コロナ以降に生活が苦しくなった方もいますので、そういう方たちのために使わせていただいています。



CO2の発生量は食品由来の発生が多い

今の国内のCO2の発生量は、食品由来の発生が多いと言われていて、食品を加工や運送など、いろんなところでCO2が出ていると思います。ご飯を炊くことやカレーを作るにも火を使うからCO2が出ます。荷物を運ぶにもガソリンを使いますからCO2は出ます。いろんなところでCO2を排出しながら、食べるものを加工したり、運んだりしています。食べなかったものや捨てられたものは、生ゴミになってしまいます。その生ごみを処理するとなると、焼却処分したり、動物の飼料にしたり、家畜の飼料にしたり、また肥料にしてリサイクルする場合もありますが、その時にもやっぱり熱を使いますから、結局CO2が出てしまうということになります。



特定非営利活動法人eワーク愛媛ホームページ