「コスモ アースコンシャスアクト 未来へのトビラ」
地元愛媛で豊かな自然環境を守ろうと環境保全活動に取り組んでいらっしゃる方々に、その活動や想いを伺っていきます。
今回お話を伺ったのは、松山市役所 環境部 環境モデル都市推進課 りっくる<まつやまRe・再来館(りさいくるかん)> 主査 中村 優理子さんです。
りっくる<まつやまRe・再来館(りさいくるかん)
『まつやまリサイクル館』は「Re・再び来る館」と書いて、Re・再来館です。たくさんの方に何度も来ていただきたいという思いを込めて名付けられたと聞いています。環境について、3Rや地球温暖化、自然など、様々な環境問題について楽しく学ぶ施設となっています。建物自体も環境に優しく、太陽光発電で生成した電力をためる蓄電池、そして、トイレなどには雨水を利用しています。
そのほかにも、『フリーマーケット』などの楽しいイベントや割れたお皿をお直しして大事に使う『金継ぎ講座』もあります。あとは粗大ごみの中からまだ使えるものをお直しして販売するリユース家具販売もあります。そして、『リックル』の入口には、いろいろな回収ボックスを置いており、例えば牛乳パックや蓄電池、インクカートリッジなどの回収をしています。その他に、古着や着物の帯、小型家電、絵本、包装紙、木のおもちゃなども回収しています。リサイクルするために集めているものや、館内で使わせてもらうものもありますので、ぜひ持ってきていただければと思います。
未来の海、魚釣りゲーム
今、海のプラスチック問題が世界的な課題となっています。このままだと2050年には海の魚の量よりもプラスチックごみの方が多くなると言われています。それを私たちが手作りで再現した釣りゲームを用意しています。この釣りゲームは、プラスチックだらけの海の中に魚がいます。魚を釣るためにはプラスチックごみを避ける必要があります。
釣り方は様々で、プラスチックゴミも一緒に釣り上げる子もいますが、ビーチクリーンをしてから釣りをする子どもさんもいます。このように、実際に楽しむ体験型の環境学習施設というのをコンセプトにして、いろいろと楽しんでいただいています。
まつやまRe・再来館 北棟探検!
渡り廊下を渡ると『北棟』があります。ちょっと奥になっているので、なかなか気づきにくいのですが、『北棟』も様々なことをしています。例えば、りっくるで集めた牛乳パックを加工して、紙製品の便箋やはがき、かわいい紙の小物に作り替えて販売している『紙漉き工房』さんや、入口で集めた着物や帯をリメイクしてかわいい小物やバッグやお洋服にして販売している『リメイク工房』さんがあります。そして、研修室は、ほぼ毎日3時半から5時50分まで、この時間は自習室として開放しています。
火曜日は休館日で閉まっていますが、その日以外はほぼ空いていますので、ぜひお気軽にお越しください。
まつやまRe・再来館(りさいくるかん、愛称:りっくる)
https://www.rikkuru.jp/