「コスモ アースコンシャスアクト 未来へのトビラ」
地元愛媛で豊かな自然環境を守ろうと環境保全活動に取り組んでいらっしゃる方々に、その活動や想いを伺っていきます。
今週は先週に続きまして、愛媛ダイビングセンター代表、地域づくり法人、一般社団法人地方創生機構代表理事、さらに海底ゴミ海岸漂着物等対策協議会会長などを務められている中岡惠司さんです。
普段意識することのない海底ゴミの実態は?
私たちはこれまでに約10回の清掃活動を実施し、毎回10人くらいのダイバーが参加しています。周りからゴミを集める期間もあるので集めはしますが、25メートルぐらいの広さの中でダイバー10人が4時間ぐらい潜って、必ず1トン以上の海ゴミを引き上げています。
海ゴミが1トン?!
皆さんが驚かれる部分は、実際に見えていない部分があるからだと思うんですが、本当にテレビや冷蔵庫、洗濯機、家電類は一通りあり、パソコンなども全部あります。クーラーの室外機ももちろんあります。そういった大型ゴミもあれば、さらには小さなペットボトルの容器とか弁当使い捨て弁当容器やフードパックなど、そういったものが堆積しているというような状況ですね。
全然知らなかった…
ぜひ、少しでも知ってもらえればという形で活動を広げていますが、やはりまだまだ知られていない部分の現状があるということです。
誰かが家電などのゴミを海に捨てているということですよね?
間違いなくモラルの問題になりますので、山の不法投棄も同じでしょうが、海の中は山よりもさらに確認しづらいので、海の場所によりますが、その海ごみが堆積しています。
その海ゴミと言っても、不法投棄ゴミですよね。不法投棄ゴミが堆積しているところは、いろんなところにありますね。モラルがきちんとされたら、温暖化も止まるんじゃないかと思います。というような話まで発表している研究者もいるぐらいです。
中岡さんが伝えたいこと
海ゴミを見て自分自身も40年間ダイビングの指導者として海で生活をしてきていますので、海の悲しい現状を見てしまうと心がすごく痛い部分があります。どうしてもそういう部分を放置できず、拾い上げる活動をどんどんやっていくんですが、ただあの、いろんな海ゴミの問題の中で僕はテレビやなんかでよく拝見します。その中でよく「2050年までに海中のプラスチックの重量が魚の重量を超える」とか、「プラスチックが海の中で多くなる」みたいな報道をよく目にしたりします。そこの部分に関して僕に言わせると、未来はわかっていません。まだ正直に言って、誰も。その中で、自分たちでできることは何だろうかと考えています。もしかしたら温暖化は止まるかもしれません。それは世界のみんなが同じ意思を持って、やりがいのある気候変動や温暖化の進行に対策を立てているからです。世界のみんなが頑張っているので、自分たちも真っ先にそういう問題に取り組んで、頑張っていこうと思います。そうすれば、もっと素晴らしい未来が、見えてくるだろうと決して未来が決まっているわけではないので、そこの部分を捉え間違わないように、自分のできること。どうしても生活していく中で、そのプラスチック問題はいろいろあります。プラスチックを使って、一つちょっと環境に対してあんまり好ましくないことをしてしまったら、一つ二つ良いことをしようと、言うようなことを自分自身の中で考えて活動を広げていくような取り組みを皆さん一人一人が意識を持って活動してくれたら嬉しいかなと思っています。
そして実は今、社会がそういう環境問題に取り組んだ学生さんや社会人だとか、そういう人たちを社会が実は求めています。僕の知り合いの漁協さんも、環境問題に取り組むような学生さんたちを雇用したいと考えています。即戦力になるので、雇用したいんだけど、なかなか入ってこないという問題になっています。だからそういう部分で環境意識をどんどん高めていきながら地域で活躍できるような体制づくりと、そういう人材を育てていかなければいけないなと考えて活動しています。