2024年10月28日月曜日

#18 「子どもたちのアイデアで生まれる、世界にひとつの紙」 社会福祉法人エリム会

 「コスモ アースコンシャスアクト 未来へのトビラ」

 地元愛媛で豊かな自然環境を守ろうと環境保全活動に取り組んでいらっしゃる方々に、その活動や想いを伺っていきます。

今回は、社会福祉法人エリム会 えりむ児童クラブ園長の桑波田みか先生とさくらんぼクラブの皆さんです。

 

捨ててしまうもので紙作り

保育園で牛乳パックがたくさん出るので、その牛乳パックを使って、紙を作ります。
牛乳パックをお鍋に入るぐらいの大きさにして少し煮ると水を吸い込み、表と裏にあるプラスチックの層を剝ぐことができます。子どもたちがうまく剥いで紙だけにしたものをミキサーに入れます。そして子どもたちが思いつく色や匂いのものなど、何を入れたいかは、子どもたちのアイデアをそのまま使って色々な紙を作っています。

最初は給食室から出た人参の皮でやってみたらとっても綺麗なオレンジ色になりました。園庭にあるナツメヤシの幹の皮では茶色の紙ができました。子どもたちがトマトで作りたいって言ったらトマト。スイカで作りたいって言ったらスイカ。紫の紙が作りたいからナスを入れたらどうだろうって、子どもが言ったからナスの皮を入れて作ったりもしました。

私たちが紙を作る係ですが、他の先生たちも工作を一緒にしてくれて、バラの花を作ったり色々と工作をしていて、それがもう本当に素敵なんです。

いらないと思うものでも大事にすれば、とても素敵なものになるということを感じてもらいたいなと思っています。

 


 

さくらんぼクラブの皆さんの声

◆和紙作りネームタグを作るのはどんなところが楽しい?

・素敵な色を作るのが楽しい。

・ナスとかスイカの皮とかいらないゴミで作っている。

・赤じそは最初はミキサーにかけてみたけど、塩で揉んだり、煮たりしても赤くなった。




◆いま作っているもの

・いろんな要らないものをミキサーに入れて紙を作ってる。

・紙から名札とかネームプレートとか作った。

・ネームプレートがめちゃめちゃ人気になったから、それを作って欲しいとか、紙が欲しいとかいろんな場所から情報が来る。

 

◆普段の生活で見方が変わったところ

・最初は作るのが楽しいじゃなくて普通にやっていたけど、
 今はみんなでできるし実験も楽しいから今は楽しくなってる。

・毎月、京都とか大阪から依頼がたくさん来るので、丁寧に作って、それを受け取ってくれた人が喜んでくれたら、それでまた楽しいなって思う。

 

◆これから作ってみたいもの・いま頑張って作っているもの

・ネームプレートをみんなのために頑張って作っている。

・クリスマスマーケットから売って欲しいものがあるから、それを考えてみんなが作りたいものを作っていきたいなって思う。

・クリスマスマーケットに出すものだったら、緑色の紙でクリスマスツリーを作る。

・今は赤じそでピンク色の紙を作れるようになった。青色を作ろうと思ったら緑色になったから、今度は青色になるように頑張ります。

・いろいろな色でバッグとかを作ってみたいです。



 

社会福祉法人エリム会のHP

https://sakura-erimu.com/