2025年1月20日月曜日

#30 「自然が豊かな環境にある川之江高校」 愛媛県立川之江高等学校

 

「コスモ アースコンシャスアクト 未来へのトビラ」

 地元愛媛で豊かな自然環境を守ろうと環境保全活動に取り組んでいらっしゃる方々に、その活動や想いを伺っていきます。

先週に引き続きまして今週もお話を伺ったのは、愛媛県立川之江高等学校2年生『みなみ かな』さんと、3年生『ごうだ あかり』さん のお二人です。

 

金生川の水生生物調査を始めて、生活の中で意識するようになったことや変わったところ
金生川の全国水生生物調査を行って、節水とか、水を大切に使おうと思いました。私は大学に入って、土砂災害の方で森林の勉強をしようと思っています。土砂災害に加えて、洪水など水に関することでもたくさん勉強して、そちらの方にも活かせられないかなと考えるようになりました。将来は研究者として、森林の研究を行って、少しでも災害の被害などを減らせるような森を作っていきたいと思っています。

私は、もともとポイ捨てとか絶対にダメだと思っていたんですけど、今回の調査をして、ポイ捨てもそうだし、料理に使った油などをそのまま流すのも絶対にダメだと思いました。
これからも私たち若者が率先して、この川のきれいさもそうだし、地域のきれいさも守っていきたいなと思いました。
私はちょっと水質や自然には関係ないですが、耳の聞こえない方々のサポートや咀嚼のサポートができたらいいなと思っています。私の母は少し耳が悪くて、耳が聞こえなくなってしまったとしてもコミュニケーションを取りたいなって思っています。もっと年配の方の役にも立ちたいと思っています。 



自然豊かな中にある川之江高校の自慢
ごうださん:川之江高校からは、瀬戸内海が見えたり、金生川があったり、森も見えて、すごい自然環境が豊かな中で勉強ができるというのもあります。『金生川ラバーズ』という活動で、金生川のゴミを掃除するボランティアみたいなのも学校で募集していて、自然環境への取り組みがあるのも魅力です。

みなみさん:川之江高校は、チャンスや機会を与えてくれるなと思っていて、ボランティアの募集とかもそのプリントを配ってくれたり、掲示してくれたりしています。あとは、資格の検定を受ける時にたくさんの資料をくれたりして、努力しやすいようにしてくれているのがすごく魅力だと思います。

 

最後に先生からのメッセージ

『あおの よしかず』です。6年目になります。
川之江高校の生徒は素直な生徒が多く。明るく何事にものびのびとチャレンジしてくれる生徒が多いです。このような水生生物調査やボランティア活動、探求活動にも積極的に挑戦する姿が見られます。

『川之江先輩塾』という組織があり、地元の企業の方々や卒業生が川之江高校の生徒の学びをサポートしてくれるということがあります。産業と自然が調和したこの街で一緒に学んでほしいと思いますので、たくさんの入学生を待っています。



2025年1月13日月曜日

#29「金生川の全国水生生物調査で知れたこと」 愛媛県立川之江高等学校 

 「コスモ アースコンシャスアクト 未来へのトビラ」

 地元愛媛で豊かな自然環境を守ろうと環境保全活動に取り組んでいらっしゃる方々に、その活動や想いを伺っていきます。

今週来週、お話を伺ったのは、愛媛県立川之江高等学校2年生『みなみ かな』さんと、3年生『ごうだ あかり』さん のお二人です。


金生川の全国水生生物調査
年に一度行われる「全国水生生物調査」で、金生川に行き、住んでいる生物の生態を調べます。そこから、水のきれいさを調査するという内容のボランティアです。
これは部活とかではなく「やってもいいよ」「やろうかな」という人が高校の中から集まってやっている活動です。


この活動に参加しようかなと思った理由
みなみさん:幼稚園の頃に金生川で鮎の放流をしたことがあって、金生川は、どれぐらいきれいなんかな?っと、ずっと不思議に思っていて、ちょうどいい機会なので参加しました。

ごうださん:私はもともと森林とか、その自然環境に興味があって、その時に学校で「全国水生生物調査」っていうのがあるのを知って、面白そうだと思ってやってみました。森林に興味をもったきっかけは、森林を適切に管理することで、土砂災害などを防ぎたいと思ったことです。


全国水生生物調査
金生川が、すごくきれいな川だということが分かりました。金生川がきれいであるということは、それだけ豊かな森林があって、適切に人工林などが管理されているんだなということが知れて、そんな自然環境が良い地域が地元で良かったなって思いました。
水生生物を調べたところ、4段階ある中で金生川は、1番きれいな水質でした。地域の方々もそのゴミとかを拾ってきれいにしてくれているんだなって思ったし、浄水場の方々が、力を尽くしてきれいな水にしてくれているんだなと思って、感謝しました。


昔から身近にある『金生川』の印象
正直、あんまりきれいな川じゃないんかなっていうのは思っていましたが、調べてみたら、めっちゃきれいでした。工場地帯なので、結構汚いのかなって思っていたんですけど、すごくきれいで本当にびっくりしました。地元の方々がちゃんと守ってくださっているっていう感じなんですかね。


金生川に住んでいる生物の様子
金生川には、石巻貝などの貝類やサワガニなどが住んでいます。水質調査には少し関係ないですけど、テナガエビなども発見できました。元気でめっちゃ飛び跳ねていました。
私は金生川にたくさん生物はいないだろうって思っていたんですけど、中に入ったらめちゃくちゃ魚とか泳いでいて、その魚を捕まえようとしたけど、すごい元気よく動いていて、すごく速くて、捕まえらませんでした。金生川に生息する生物たちもたくさんいるし、元気いっぱいで、いい川なんだなって思いました。




2025年1月6日月曜日

#28 「活動を始めて気づいたこと」  松山北高校興居島ボランティアチーム愛顔グローカル部愛Landまつやま

「コスモ アースコンシャスアクト 未来へのトビラ」

 地元愛媛で豊かな自然環境を守ろうと環境保全活動に取り組んでいらっしゃる方々に、その活動や想いを伺っていきます。

先週に引き続きまして今週もお話を伺ったのは、松山北高校興居島ボランティアチーム愛顔グローカル部愛Landまつやまの皆さんです。

 

活動を始めて気づいたこと、変わってきたこと

1年生】
・やまうちさん: 実際にゴミ拾いに行くことで、どんなゴミがどれくらい落ちているのかを知ることができて、海ゴミの深刻さについて知ることができました。

・こじまさん:学校周辺のゴミ拾いをした後に学校で分別をしているので、家で出たゴミとかの分別がすぐできるようになりました。

・やのさん:ボランティアでゴミを拾って、海岸をきれいにするので、自分がいいことをしているという風に感じて、海をきれいにするためにやっている行動が自分の自己肯定感にも繋がっていくので、すごくいいなと感じるようになりました。

・やまぐちさん:私はいま海岸の近くに住んでいるのですが、自分の家の近くの海岸や興居島周辺のゴミを比べると量や種類が違っていて、本当にそれぞれの島によって課題があると感じています。


2年生】
・はとうさん:この部活動に入る前はゴミの問題は、テレビでちょっと聞くだけで、「ああ、そうなんだな。ゴミ問題って深刻なんだな。」くらいで、簡単にしか考えていなかったのですが、入部して実際にその清掃活動を通して、思っていたよりもっと深刻だと実感しました。

・おちさん:啓発活動を通して同じ『海ゴミ問題』について解決に取り組んでいる高校生や企業の方々と会う機会があり、自分ももっと活動して皆に、海ゴミ問題について知ってもらいたいなっていうその気持ちが高まりました。

・はなやまさん:部活動に入る前は他人事として考えていたけど、実際に清掃に行ってみて海ゴミの深刻さを知ることができました。その現状をみんなに知ってほしいと思って、授業で『海ゴミ』についてのテーマを取り上げて発表しました。クラスの以外の人たちにももっと現状を知ってほしいと思えるようになりました。

・よしながさん:清掃活動をして感じたのが清掃活動することの面白さです。海ゴミと言っても当然『プラスチック』が多いのですが、その中にも動物の骨だったり、ボールだったり、サンダルだったり、いろんな種類のゴミがあるので拾っていて楽しいです。

・たかはしさん:海岸清掃や学校周辺でのゴミ拾いで、私たちだけが気づくのではなく、SDGsなどにもっと一人一人が関心を持って、楽しいなって思って活動していくことが大切だと思います。私たちも自分たちだけで満足するのではなくて、家族や知り合いにも一緒にやってみよう!と、周りの人を巻き込むきっかけを作れたらいいなと思います。

・あきやまさん:私はこの活動をするようになってから『海ゴミ』というテーマが、生活の一部、自分の中の一部になっています。テレビで「海ゴミ」と聞いたら見てみよう!と思うし、「海ゴミの取り組みをしている」と聞いたら、どんなのだろう?といった疑問を持つようになりました。「海ごみ拾っています。」っていうと、「すごいね」とか。言ってくれることもあります。あとは「大変だね」と声をいただくこともあります。もちろん大変なこともあるんですが、私たちはその大変を楽しいに替えていて、その楽しいというのをこれからも続けていけたらいいなと思っています。


活動を通して伝えたいこと(顧問:おち先生)

この活動は、本校の卒業生がきっかけを作ったことが、今の形になっている活動です。本格的に活動が始まって5年が経ちますが、高校生なので活動期間は2年とか3年という限られた期間になります。その中には、大学に行ってからも地域とつながってくれている子もいます。今からどういうふうに暮らしていくか、どんな考え方をしていくかということを良い形で作ってくれている子たちが多いと思います。せっかくなので、今思っていることをもっと現実的に具現化していき、それを伝えていくことができれば、環境やその他の部分も、より良い方向に変わっていくのではないかなと思っています。いま思っていること、やっていることを大事にして過ごしてもらえたらいいかなと思っています。