2025年1月6日月曜日

#28 「活動を始めて気づいたこと」  松山北高校興居島ボランティアチーム愛顔グローカル部愛Landまつやま

「コスモ アースコンシャスアクト 未来へのトビラ」

 地元愛媛で豊かな自然環境を守ろうと環境保全活動に取り組んでいらっしゃる方々に、その活動や想いを伺っていきます。

先週に引き続きまして今週もお話を伺ったのは、松山北高校興居島ボランティアチーム愛顔グローカル部愛Landまつやまの皆さんです。

 

活動を始めて気づいたこと、変わってきたこと

1年生】
・やまうちさん: 実際にゴミ拾いに行くことで、どんなゴミがどれくらい落ちているのかを知ることができて、海ゴミの深刻さについて知ることができました。

・こじまさん:学校周辺のゴミ拾いをした後に学校で分別をしているので、家で出たゴミとかの分別がすぐできるようになりました。

・やのさん:ボランティアでゴミを拾って、海岸をきれいにするので、自分がいいことをしているという風に感じて、海をきれいにするためにやっている行動が自分の自己肯定感にも繋がっていくので、すごくいいなと感じるようになりました。

・やまぐちさん:私はいま海岸の近くに住んでいるのですが、自分の家の近くの海岸や興居島周辺のゴミを比べると量や種類が違っていて、本当にそれぞれの島によって課題があると感じています。


2年生】
・はとうさん:この部活動に入る前はゴミの問題は、テレビでちょっと聞くだけで、「ああ、そうなんだな。ゴミ問題って深刻なんだな。」くらいで、簡単にしか考えていなかったのですが、入部して実際にその清掃活動を通して、思っていたよりもっと深刻だと実感しました。

・おちさん:啓発活動を通して同じ『海ゴミ問題』について解決に取り組んでいる高校生や企業の方々と会う機会があり、自分ももっと活動して皆に、海ゴミ問題について知ってもらいたいなっていうその気持ちが高まりました。

・はなやまさん:部活動に入る前は他人事として考えていたけど、実際に清掃に行ってみて海ゴミの深刻さを知ることができました。その現状をみんなに知ってほしいと思って、授業で『海ゴミ』についてのテーマを取り上げて発表しました。クラスの以外の人たちにももっと現状を知ってほしいと思えるようになりました。

・よしながさん:清掃活動をして感じたのが清掃活動することの面白さです。海ゴミと言っても当然『プラスチック』が多いのですが、その中にも動物の骨だったり、ボールだったり、サンダルだったり、いろんな種類のゴミがあるので拾っていて楽しいです。

・たかはしさん:海岸清掃や学校周辺でのゴミ拾いで、私たちだけが気づくのではなく、SDGsなどにもっと一人一人が関心を持って、楽しいなって思って活動していくことが大切だと思います。私たちも自分たちだけで満足するのではなくて、家族や知り合いにも一緒にやってみよう!と、周りの人を巻き込むきっかけを作れたらいいなと思います。

・あきやまさん:私はこの活動をするようになってから『海ゴミ』というテーマが、生活の一部、自分の中の一部になっています。テレビで「海ゴミ」と聞いたら見てみよう!と思うし、「海ゴミの取り組みをしている」と聞いたら、どんなのだろう?といった疑問を持つようになりました。「海ごみ拾っています。」っていうと、「すごいね」とか。言ってくれることもあります。あとは「大変だね」と声をいただくこともあります。もちろん大変なこともあるんですが、私たちはその大変を楽しいに替えていて、その楽しいというのをこれからも続けていけたらいいなと思っています。


活動を通して伝えたいこと(顧問:おち先生)

この活動は、本校の卒業生がきっかけを作ったことが、今の形になっている活動です。本格的に活動が始まって5年が経ちますが、高校生なので活動期間は2年とか3年という限られた期間になります。その中には、大学に行ってからも地域とつながってくれている子もいます。今からどういうふうに暮らしていくか、どんな考え方をしていくかということを良い形で作ってくれている子たちが多いと思います。せっかくなので、今思っていることをもっと現実的に具現化していき、それを伝えていくことができれば、環境やその他の部分も、より良い方向に変わっていくのではないかなと思っています。いま思っていること、やっていることを大事にして過ごしてもらえたらいいかなと思っています。