「 コスモ アースコンシャスアクト 未来へのトビラ」
地元愛媛で豊かな自然環境を守ろうと環境保全活動に取り組んでいらっしゃる方々に、その活動や想いを伺っていきます。
今週のゲストは、宇和島市立城南中学校の皆さんです。
城南中学校3年生のヨネイアイリです。双子です。
城南中学校3年生のヨネイユウリです。ソフトテニス部に所属していました。
アイリさんとユウリさんが双子です。髪型も一緒で、そっくりとよく言われます。
生徒会として活動している環境活動
沖の島で自然保護活動をしています。ハマユウの花の移植と清掃活動を主にしています。近年、ハマユウの花が減っていて、原因は分からないんですけど、僕は、異常気象や虫などが原因だと思っています。
ハマユウの花は『白い彼岸花』のような花で、沖の島に群生しているけれど、ちょっとずつ減っているので、私たちはその問題を解決するために、これからも日々この活動を続けて、ハマユウの花を増やしていきたいと思っています。
今から48年前に始まった活動で、代々受け継いできたすごく大切な活動です。ハマユウの移植だけじゃなくて、沖の島に生息する貴重な植物や地層を直接見たり、科学者の人などの専門の知識を見て聞いて学んだりしています。
生徒会の皆さんが中心になってやっている活動
この活動は、生徒会を中心に、沖の島周辺の島に住んでいる人を優先して、あとは学校で募集した人たちが抽選で選ばれて、沖の島の自然保護活動に参加しています。
生徒会が募集をかけると、結構応募がたくさんあります。毎年、募集人数をオーバーしていて抽選で参加者を決めていて、地域の皆さんにも結構根付いているとても人気がある活動です。
皆さんは生徒会に入って、この活動をやろうっていうのは決めていた?
今まで先輩方が受け継いできた大切な活動なので、私も生徒会に入った時には、生徒会役員の一人として、しっかりとこの活動を受け継いでいきたいなと思いました。
天然記念物ハマユウを守るための活動
沖の島に行って、流れ着いている海洋ゴミの回収やハマオモトヨトウという虫がハマユウの花を食べるので、その駆除をしています。割り箸でハマオモトヨトウを取って、学校に持ち帰って駆除しています。本当に皆さんの手で守っているっていう感じですね。
海洋ゴミの問題
やっぱり1番多いのは、プラスチックゴミです。木材とか、いろんな食品のゴミなどもたくさんあります。
日本のゴミだけじゃなくて、海外のゴミもたくさんあります。あと今年の活動では、洗濯機のカバーみたいなのが、流れ着いていて、男子2人がかりでやっと運べたくらいの大きさで、驚きました。
私たちだけじゃ解決しきれない問題なので、世界にもっとこの活動を広めて、世界規模でゴミ問題に取り組んでいきたいと思っています。
沖の島での活動は、私たちだけでは問題解決できないので、多くの人に知ってもらうことが、問題解決の近道になると思っています。生徒会が中心になって、パフィオうわじまや小学校など、いろんなところで発表をしています。