2025年2月17日月曜日

#34「海岸清掃から感じる、環境意識と取り組み」 城東開発株式会社

 「コスモ アースコンシャスアクト 未来へのトビラ」

 地元愛媛で豊かな自然環境を守ろうと環境保全活動に取り組んでいらっしゃる方々に、その活動や想いを伺っていきます。

今週は先週に続きまして、城東開発株式会社 営業企画室室長 山本幸希さんにお話を伺います。 


『城東開発株式会社』と『松山北高校』の活動
松山北高校さんが、松山市内の離島を中心に、海洋ごみについて取り組んでいて、海岸清掃をしているのですが、その中で持って帰れないものがあります。それを取りに行って、リサイクルをすることで、一緒に活動させていただいています。
松山北高校さんは、活動回数が多いので、毎回一緒にはできないですが、年に1回とかできる時は一緒に海岸清掃がきたらいいなと思っています。

 

一緒に活動するきっかけは「環境フェア」
きっかけとしましては、毎年『アイテム愛媛』で行われている環境フェアで、松山北高校の生徒さんと先生と出会いました。そこでいろんな話を聞いている中で、こういうことに困っているというところを聞いて、それだったら弊社の方は、協力できるんじゃないかということからスタートしました。
『環境フェア』に出店している松山北高校さんがすごいと思います。実際に松山北高校が拾われたゴミの中で処理できないものや持って帰れないものの中に最初はタイヤなど大きなものもありましたが、今はフロート(漁網ブイ)に特化して、弊社が協力しているという形です。
今までは、フロート自体を船に乗せて、港まで持って帰って来ていたけれど、それも高校生では大変なので、弊社の方で車を船に乗せて、取りに行くという形取らせていただいております。やはり高校生は、元気ですし、私が高校生の時と比べると、環境に対してものすごく意識が高いので、将来が楽しみだなと思います。考え方が斬新なところであったり、アイデアもどんどん出てきたりというところや積極的なところは高校生から刺激を受けます。


 

海岸や離島のゴミって、どんなゴミが多い?
基本的には海洋ゴミの中でも、8割は陸から流れているゴミと言われているんですけど、実際に拾っている中でも、ペットボトルや普段の生活で見るようなものがほとんどです。やはり誰かが捨てているか、もしくはゴミ集積場に置いていたけど、台風とか雨で川に流れてしまったものが、それが時間がたって海に流れ着いているということだと思います。新しいゴミというのがあまりなくて、何年も前からあったんだろうなというゴミがほとんどです。砂の奥の方に埋まっているものもあります。なので、松山北高校の生徒さんたちはそういうのも砂場を掘りながら、拾ったりしているので、とても感心しています。

 

リスナーの方へ、山本さんからのメッセージ
SDGs』というのが世に謳われだしてから、ものすごく環境のことを考える機会が増えていると思いますが、一人一人の考え方や意識の向上、生活の仕方など、環境への意識を持つ人が増えていくと、ものすごく大きな力になっていくと思います。
何がきっかけでもいいと思います。私たちが住んでいる地球の環境を考えながら生活できる人が一人でも増えればいいなと思っております。

 


 

城東開発株式会社
https://www.joto.ne.jp/