2024年8月12日月曜日

#07 「環境問題と快適な住環境」 竹下浩子さん

「コスモ アースコンシャスアクト 未来へのトビラ」

 地元愛媛で豊かな自然環境を守ろうと環境保全活動に取り組んでいらっしゃる方々に、
その活動や想いを伺っていきます。

今回お話を伺ったのは、愛媛大学 教育学部准教授(家庭科教育)竹下浩子さんです。


自然と共存するキャンパスづくり

愛媛大学教育学部で家庭科を教えている傍ら、愛媛大学SDGs推進室の副室長を務めています。愛媛大学SDGs推進室では、大学全体で自然と人と生物が共存できるようなキャンパスづくりに取り組んでいます。具体的には、電気代の高騰対策として、大学として努力できることを調査・実行しています。学生たちは未来を担う存在として、自分事として考え、行動しています。




学生のSDGs意識

現代の学生は、個人の問題だけでなく、社会全体の問題としてSDGsを捉えています。未来を担う世代として、環境問題への意識が高く、「私たちが未来を作っていく!」という強い責任感を持っています。


環境意識の高いドイツでの経験

私は大学院時代に建築家を志しており、住居文化と人と住まいの関係について研究していました。特に、家の中の温熱環境、夏の冷房や冬の暖房の使い方など、人間と環境が快適に共存できる住まいについて研究していました。

研究していく中で環境問題に関心を持ち、環境教育を学ぶために6年間ドイツへ留学しました。そこで、環境意識の高い人の方が、住まいの快適さや健康を得られやすいことが分かりました。日本とドイツは、時間の感覚や真面目さなど、多くの共通点があります。しかし、住まいへの意識には大きな違いがありました。
日本人の場合は、食が一番で、食衣住の順番で考えます。しかし、ドイツの人は、住まいが一番で、快適な住環境のために時間やお金、努力を惜しみません。
引越し先で、床やシンクがないことも珍しくなく、すべて自分のスタイルしたい思いが強いことに驚きました。




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