「コスモ アースコンシャスアクト 未来へのトビラ」
地元愛媛で豊かな自然環境を守ろうと環境保全活動に取り組んでいらっしゃる方々に、その活動や想いを伺っていきます。
先週に引き続き、愛媛県地球温暖化防止活動推進センター担当、ワークショップデザイナーの山中三沙貴さんです。
心がけていること
山中さんも環境保全活動に取り組んでいますが、完璧な環境負荷ゼロの生活は難しいと感じています。だからこそ、まずは「環境に負荷をかけながら暮らしている」ということに気づくことが大切だと思います。
無意識に過ごしていると見落としがちなことも多いものです。例えば、買い物をする際には、「いま旬のものは何かな?」「このマークは何かな?」と意識することで、季節のものを選ぶことができたり、環境に配慮した製品を選ぶことができます。
完璧を目指すのではなく、「日々の生活の中で、自分にできることを少しずつ探していく」ことが大切だと思います。
なぜ?を持つと、見える世界が変わる
年中スーパーに並ぶ果物。その旬はいつ?どこから来たのか?
こういった疑問を持つことで、様々なことに気付けるようになると思います。値段の安さの裏には大量生産、値段の高騰には生産量減少や天候の影響など、様々な背景が見えてきます。さらに、気候変動や環境問題について学ぶことは、自分自身の人生や未来を考えるきっかけにもなります。これらの授業は「これからのライフスタイルやキャリアに繋がっていく講座」にもなるかもしれません。
これからの世代に伝えたいこと
未来の世代に「気づくきっかけ」と「知るきっかけ」を持ってもらいたいと思っています。
「やる」「やらない」は自分自身で選択することです。当たり前に過ごしていると気づけないことや、選択できないことがたくさんあります。しかし、知ることで選択肢が広がり、後悔のない選択ができるようになると思います。
未来の世代が自分自身のために、環境や暮らしに関心を持って暮らしてもらえたら嬉しいです。