「コスモ アースコンシャスアクト 未来へのトビラ」
地元愛媛で豊かな自然環境を守ろうと環境保全活動に取り組んでいらっしゃる方々に、
その活動や想いを伺っていきます。
先週に続いて、一般社団法人をかしや 菊間彰さんにお話をお伺いします。
インタープリターの体験型ガイドの育成
いまライフワークとして捉えているのは、インタープリターという体験型ガイドの育成です。ガイドと聞くと、一緒に歩いて、自然のことや地域のことをたくさん教えてくれる人というイメージがあると思いますが、一般の人には情報が多すぎて楽しめないこともあります。喋って伝えるのではなく、体験と五感を通じて、参加してもらった人に自然や歴史や文化の魅力を発見してもらうようなガイドをインタープリターといいます。
インタープリターの養成研修を全国各地で行っています。研修で感じることは、ガイドは喋らないといけなというイメージがあるので、そこを脱却することがとても難しいです。研修でお伝えしているのは「しゃべるなキケン」です。喋るのはお客さまでガイドは喋らずに待つことの大切さを伝えています。
お客様が自由に見たり聞いたり感じたりする時間を保証することが大切です。大人や子ども、自然に興味がない人、歴史に興味がない人も楽しめる場を作っていきます。
地域の自然や文化などの魅力を伝える
菊間町の魅力を伝えられる場を作りたいとずっと思っていて、民泊を始めました。泊まりながら、さまざまな体験をしてもらって、すぐそばの海でSUPをしたり、泳いだり、釣りをしたり、あるいはキャンプをしたりしながら、地域の自然や文化などの魅力を民泊を通じて伝えていきたいと思っています。
次の世代に伝えたいこと
愛媛に移住して起業し、最初に始めたのが、「森のようちえん」でした。愛媛の子どもたちに自然体験を伝えたいと思って始めました。
自然豊かな愛媛にいても意外と体験していないことも多く、見ただけで、やった気になっていることも多いと感じます。
コロナ禍以降、子どもたちの自然体験が圧倒的に少なくなってしまって、身体の反応が鈍くなっていると感じています。今こそ、大人も子どもも愛媛の素晴らしい自然をぜひ体験していただきたいと思います。
一般社団法人をかしやのホームページはこちら